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「あの貪欲さはもうない」 日の丸半導体の没落

  • 2007/07/20(金) 10:20:47

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0707/20/news014.html

86年と現在の半導体シェア分布
ほぼ独占か・・・・

衰退した理由としては記事にあるとおり
日米半導体協約がかなり大きいと思います。
既に当時「枯れた」技術となっていたDRAM製造を
足かせをかけられた国と
完全フリーで人件費も安い国で勝負になるはずがありませんので・・・

そのうえ日米半導体協定以外にも
あの超有名なTORNへの圧力を代表されるように
ありとあらゆる電子製品へ圧力がアメリカから掛かった。
アメリカに対してのパソコンの輸出自体を禁止されたので
日本メーカーは技術力に見合わない
極度に低いシェアとなり
スケールメリットが生かせずに今の状態となる。


後は半導体自体の構造もあるそうだけどね
メインフレームに主に使われていた当時のDRAMは
マスクを10枚~13枚程度使用していたといわれている
当時アメリカは7枚程度
一方台湾、韓国は5枚程度のマスクで制作していたといわれる

マスクの数は露光の時間の直結するうえ
回路の複雑度にも関わり製造自体のコストにも
歩留りによるコストにも両方に明確に現れる。
しかし、少なくても良いというわけでもない。
マザーボードでも言えることだが層が増えると
設計に自由度と電力線、信号線、グランド線をそれぞれ離せるため
非常にエラーに強くなる。
日本メーカーの主戦場だったメインフレームには何よりもそれが重要だった。

そのまんま宇宙もってっても動くしねぇ

そのためメインフレーム用のラインから
パソコン用のラインへリソースを振り分けられず
5マスク生産のノウハウが積めなかった。
そして初めから5マスクで始めた上に
日米半導体協定の追い風を受けた韓国台湾が出てきたと。


それ以外にも根本的な理由として
86年といえば僕らが生まれた頃(aki自身は早生まれなので87年ですが)
日本の技術産業が最も盛んだった頃。

原因はまず間違いなく冷戦でしょうが
冷戦よりすべての先進国が技術開発に莫大な予算をかけにかけ
終結間近になり技術力が莫大に蓄積された時代。
そして冷戦が終結し各国は軍需研究が無くなり
続く90年代、2000年代はソフトウェアが代表となる
サービスの時代となりました。

すると1000年前から続く非常に優れたハードウェアの国である日本は
冷戦下のような世界的にハードウェアが持てはやされた時は
非常に強くなりますが、ソフトウェアの時代は非常に脆くなります。


昔から娯楽のコンテンツとしてのソフトウェアは強いんですがねぇ


国のたとえ話で
日本:必要だったのは分かるがやってしまうとは思わなかった。
ドイツ:必要だったのは分かるがそこまでしてやり込まなくても
アメリカ:必要なのはわかるがそこまで作らなくても・・・・


と言われる様に
良いことなのか悪いことなのかさっぱりわかりませんが
無謀だとわかってても
やっちゃうんですよハードウェアで・・・・

なので同じような理由で
やり込めばやり込むほど価値の出るコンテンツ産業としての
ソフトウェアは非常に強くなります

例えば鉄腕アトム。
アニメーションを創ったディズニーも
まさかその数年後3分の1のコマ数で
しかもコストは莫大に下げて
TV放送するとは思わなかったでしょう

正に
必要なのは判るがやってしまうとは思わなかった。
ですね

しかしその反面
力技でやってしまうがゆえに
ハードウェアの代理としてのソフトウェアは
育たないんですね国柄的に

そうすると、ハードウェアというよりは限りなく
ソフトウェアに近いCPUのような開発は負けてしまうと。

急いで開発(=力技)の必要がある
戦時下では非常に強いのですが
世の中平和で力より効率的な論理を考えて
行動するようになると
強さが生かしきれずに負けてしまいます。

平和は良いことですが
この国の産業基盤は
戦争がなくなると脆くなるという危険も孕んでいるのです。

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